卒業式が行われました

お知らせ

学校長 岩井和浩

 看護学科13期生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。また、ご家族の皆様にお祝いを申し上げます。今般の感染症流行に伴い、縮小した卒業式となりましたが、卒業式に参加できなかったご家族の皆様や後輩も心から祝福していることと思います。
 みなさんはこの学校で看護の基礎を学び、臨地実習を通して、患者さんと接し、その中で看護とは何かを考え、仲間と話し合ってきたことと思います。講義やレポート作成、病院や施設での実習、あるいは自分たちで手作りした地域交流会など、これまでの楽しかったり、苦しかったたくさんの思い出が頭の中をよぎっていることと思います。仲間と一緒に苦楽をともにし、互いに助け合い励まし合って過ごした看護学校の生活は、みなさんにとって掛け替えのないものとして心に深く刻まれることでしょう。
 看護師の仕事とは患者さんはもちろん、患者さんのご家族の喜びや悲しみを肌で感じ、真摯に受け止めて適切に対応しなければならないという大変な仕事です。私たち医療人が患者さんに安全で良質な医療を提供しようとする時に、看護職は24時間患者の傍にいる必要不可欠な職種です。看護師の果たす役割は、みさなさんが今、感じている以上に大きいものです。医療現場に出てからは、徐々にそのことを実感すると思いますが、今まで苫小牧看護専門学校で学んできたことを基礎に、チームの一員として大いに力を発揮していただきたいと思います。また、専門職としての自覚と向上心、柔軟な対応力をさらに磨いていってください。
 この学校を巣立った後は地域医療の担い手として若々しいエネルギーを携えて、医療現場に勇気をもって飛び込んで行って下さい。そして優しい先輩たちの温かい指導を受け、看護スタッフの強力な一員になってご活躍されることを心から祈念いたします。

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