戴帽式が行われました

お知らせ
戴帽式によせて

副学校長 平松聡美

 15期生の皆様、戴帽式おめでとうございます。

 入学して半年以上が過ぎ、看護職への道を進むという決意を新たにする戴帽式を迎えました。コロナ禍の中、今年度の戴帽式を挙行できたことに安堵し、一層の感慨があります。

 この度の新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大という未曽有の出来事は、大変な社会の混乱を招き、健康に対する人々の考え方も大きく変化いたしました。そのような中、長期化する新型コロナウイルス感染症に最善を尽くし対応する医療者の活動から、社会にとって医療がいかに重要なものであるかが再認識されました。また、その活動に対して心からの感謝のメッセージが多く寄せられ、それは医療者の活動の意欲となっています。医療は対象との相互関係です。患者様をはじめとする多くの方からいただく期待を学び続ける意欲として、看護職への道に邁進してください。

 今後、人々の健康への価値観の変化と共に、医療を取り巻く環境も大きく変わっていくことでしょう。しかし、医療がどのように変わろうとも、その人らしい生活を送るための看護は普遍的であり、かつ不可欠なものです。今日の戴帽式で、近代看護の礎を築いたナイチンゲールの意志を引き継ぐという決意であるナイチンゲール誓詞を述べた皆様は看護のスタートラインに立ちました。皆様の今後をわたくしたち教員はしっかりと見守っていきます。看護職への道を共に歩んでいきましょう。

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